褒め上手なAIに、厳しめな意見を言ってもらうコツ

AIに企画の壁打ちや、メール・資料の文章を見てもらうと、「すごくいい視点ですね」「ユニークで魅力的です」「整理されていてわかりやすいです」と、とにかく褒めてくれる。もちろん、それがうれしい時もあります。

でも、いつも褒めてくれてばかりだと、「いや、今は褒めよりもアドバイスがほしいんだよね…」という気持ちになることも。

たとえば、企画の抜け漏れを確認したいとき。「このアイデアに穴はないか?」とか「読み手にとって違和感はないか?」とか、そういう“ちょっと厳しいフィードバック”が欲しい場面ってけっこうあると思います。

AIにどうお願いすればいい?

AIは協力的に設計されているので、こちらが『批判してほしい』と伝えないと、つい肯定的な反応になりがちです。つまり、「厳しく確認してほしい」と明示するのがポイント。
よく使っているお願いの仕方はこんな感じです

アイデアの改善点が知りたい時
このアイデア、客観的に見てどこが弱いと思う? 気になる点を率直に教えて

想定質問を知りたい時
このプランを上司に提案するんだけど、どんな質問が飛んできそう? 答えづらそうなやつを教えて


前提が正しいか確認したい時
この企画、「○○という前提」で考えてるんだけど、これって妥当かな? 思い込みになってない?


見落としがないか知りたい時
この企画書、何か大事なこと忘れてない? 抜けてそうなポイントを指摘して

文章の違和感をチェックしたい時
この資料、読み手にとって分かりにくい部分や、違和感がある表現ない? 遠慮なく指摘して

リスクや懸念点を洗い出したい時
このプラン、実行する上でどんなリスクがある? 起こりそうなトラブルを教えて

こう言うだけで、鋭い視点を返してくれるので、対話していて「なるほど、そこか!」と気づきが多いです。

AIはあくまで、こちらの意図に合わせて応えてくれる存在。
AIと会話したい目的が「気分を上げたいとき」と「課題を洗い出したいとき」では、こちらのお願いの仕方を変えることが大事です。

もし「最近AIが褒めてばっかりだな」と思っている方がいたら、、「遠慮なく指摘してください」「ダメなところを教えてください」と話しかけてみてください。

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