旅に行きたい気持ちはあるのに、なんとなく行き先が決められないことはありませんか。そんなもやもやしている時に見てほしいドラマを2つ紹介します。旅のアイディアや旅行先のヒントが見つかるかも。
旅屋おかえり
だれかの代わりに旅をする旅屋業
最初に紹介するのは、原田ハマさんの小説を原作にしたドラマ「旅屋おかえり」。とあるきっかけから、主人公の丘えりか(安藤サクラさん)が、依頼者の代わりに旅をすると旅屋業の話です。
旅の代行を依頼せずに、自分で旅をすればなんて思うかもしれません。でも、人それぞれ事情がある。病気のために旅行できない人や、辛い過去があるために故郷に帰ることができないといった人などが、旅の代行を依頼するのです。
もう一度訪れたい場所を思い出す
代理で旅をして欲しい理由は、どれも重い理由ばかり。だからといって深刻な旅をするわけではなく、依頼者の過去や想いをたどり、その人の分まで旅を楽しんでいる姿が描かれています。
依頼人の思い出をたどることが多いからか、子供の頃に行ったキャンプ、大学時代に友人といった海水浴など過去の旅を思い出しました。また、あの場所に行ってみようかなと、そんな気持ちになるドラマでした。
https://www.nhk-ondemand.jp/program/P202100275200000
名建築で昼食を
主人公である春野藤(池田エライザ)が、「乙女建築」めぐりが好きな建築模型士・植草千明(田口トモロヲ)とSNSで出会い、名建築巡りをするというドラマです。このドラマの原作は、甲斐みのりさんの「歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ」。そこで紹介されているのが、ドラマの舞台です。
ゆるっとした真夜中ドラマ
ドラマの中では、実際にその建物で働いている方が建物を紹介するドキュメンタリー的な要素がありつつ、ドラマが進行していきます。「あーこの曲線が美しい」「かわいい」といったゆるっとした雰囲気です。
カッコつけたコメントをするわけでもない、旅番組のような「これをみてね、これ食べてね」猛烈な押しもない。急に二人が急接近して恋愛関係になるってこともありません。真夜中ドラマと謳っているだけあって、気軽に楽しむことができます。
名建築だけではなく、ランチ情報まで
名建築の紹介だけではなく、ランチも一緒に紹介してもらえるので、旅の計画も立てやすい。ドラマではこんなふうに見ていたな、あえてこっちを食べてみようという楽しみもあります。
名建築で昼食を楽しめるところがこんなにあるのかというのも驚き。放送されていたのはコロナ禍だったので、今度ここに行ってみたい、あれ食べたい熱が特に高まったドラマでした。
このドラマを見れば、一度は訪れてみたいと思う名建築に出会えるはず。放送は終了していて、FODやU-NEXTで視聴できます。
https://www.tv-osaka.co.jp/meikenchiku202008/