公共交通で旅する、免許なし旅行者がほしい、観光サイトのアクセス情報

一人旅

ひとりで旅行に行こうと思ったとき、いつも困るのが移動手段を調べること。

私は車の免許を持っていないので、1人で行くときは公共交通を使って旅行のプランを計画します。観光サイトの情報は、車で行くことが前提になっていることが多く、公共交通で行く方法を調べるのがなかなか難しい。
コミュニティバスやタクシーなど、ネットで調べにくい情報もあるので、現地の観光協会や自治体に電話で確認することもあります。もし公共交通で観光地まで周遊することができるのであれば、そういった情報も観光サイトに掲載してもらえると嬉しいなという希望を記事にしてみましたー。

車がないと楽しめないなら、正直に書いてほしい

公共交通の便が少ないため、車での移動をおすすめします
そう書いてあれば、ひとり旅でいく予定があったとしても、免許のある友人を誘って一緒に行くとか、現地でタクシーを手配するとか。事前にわかっていれば、他の選択をすることができます。
できることを見つけるのは簡単だけど、できないことを見つけるのは難しい。
公共交通で行けるかどうかを探すのは、本当に大変なんです。正直に書いてもらえると、とても助かります。

コミュニティバスの情報

意外と情報が少ないのが、コミュニティバスの情報です。Yahoo路線やGoogleマップに表示されないこともあるので、利用できるのであれば、観光サイトで紹介してくれると嬉しいです。

事前にわかるとありがたいのが、観光客も利用していいのか。
以前、ある町でコミュニティバスを見つけたとき、結局役場に電話して確認しました。「観光客の方もどうぞご利用ください」。そんな一言が書いてあるだけで、情報を探す手間が省けるので助かります。

もう一つ、事前にわかるとありがたいのが、支払い方法です。以前、地元のワゴンタイプのコミュニティバスに乗車したときのこと。下車寸前に、支払いは10枚千円の回数券のみと知ってパニックに。しかも、そういうときに限って、財布には五千円札しかなくて。
結局、パスケースに忍ばせておいた千円札が見つかり、なんとか支払うことができました。

地域によって、現金のみ、交通系IC、回数券など、支払い方法はさまざまです。「下車時に現金で支払い」「事前に予約が必要」。そんな情報が添えられていると、初めての土地でも安心して利用しやすいなと感じます。

タクシーやレンタサイクルの情報も助かる

旅先でのレンタサイクル

地方ではタクシー配車アプリが使えないことも多いので、タクシーが利用できるのか判断するのが難しい。観光サイトにタクシー会社の名前と電話番号が載っているとうれしいです。

レンタサイクルは、バスより時間の自由度があるのであると利用することが多いです。最近は、電動自転車を借りられることも多いので、意外と遠くまで観光できるんですよね。そんな時に助かったのが、コインロッカーの場所がセットで紹介されていたことです。自転車のカゴに旅行バッグを入れるのは難しいので、荷物を預けることが前提になってきます。レンタサイクルの情報と、荷物を預ける場所の情報。これがまとまっていると、とても助かります。

以前、ある芸術祭を訪れたとき、そのウェブサイトのアクセス情報がとても充実していました。バス、タクシー、レンタサイクル、車。さまざまな交通手段が丁寧に紹介されていて、交通費を節約したい若者、外国から来る人、子連れの家族など、訪れる人の多様さを意識しているのだと感じました。
思っていた以上に展示が面白く、予定していた通りに周遊できなくて。船の時間に間に合わず、ハラハラしたのですが、アクセス情報を見て、別の港からの船であれば間に合うことがわかり、事なきを得ました。
こうした情報がまとまっているのは、車の免許なし旅行者にとって本当に助かります。

最後に

車の免許を持たない旅人は意外といます。公共交通の情報があると、そういう旅行者はとても喜びます。観光サイトを作る方々、もしよかったら思い出してください。

Charyoの活動

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。Charyoでは「お茶と旅」をテーマにしたワークショップを開いたり、地域や観光を中心にウェブサイト制作・運用支援を行っています。