マンガを読んでいると、主人公が旅している場所に興味を抱いたり、自分も主人公のように知らない場所へ足を運んでみたいと思ったことはありませんか?旅に行きたくなるマンガ3選を紹介します。
1.テルマエ・ロマエ
1つ目に紹介するのは、ドラマにも映画にもなった「テルマエ・ロマエ」。主人公は、古代ローマの浴場設計士技師「ルシウス」。設計に悩むとハプニングが起きて、現代の日本にタイムスリップし温泉やお風呂へ。そして、古代ローマに戻って、日本の体験を生かした設計をしていくというストーリーです。
https://thermaeromae.shueisha.co.jp
世界のお風呂事情が知りたくなる
テルマエ・ロマエがきっかけで、海外の温泉事情が知りたいと興味を持つように。海外を旅する際に、宿泊する場所の近くに温泉ってあるかなとチェックするようになりました。
マンガを読んでいた時期に、タイに行く予定があり、はじめて海外の温泉へ。タイのクラビにある「クロントム温泉」に行きました。ジャングルのような場所にある天然の温泉で、脱衣所もなし、シャワー室もなしで、驚いたのを覚えています。
2.BLUE GIANT
世界一のサックスプレイヤーを目指す主人公の「宮本大」が、日本、ヨーロッパ、アメリカ各地を巡り、演奏しながら成長していく物語。特におすすめしたいのが、ヨーロッパ編の「BLUE GIANT EXPLORER」、アメリカ編の「BLUE GIANT SUPREME」です。
ひたむきに取り組む姿がかっこいい
大人なるとできない理由を並べたり、やりたいことに蓋をしたり、努力している人を嘲笑ったり、やりたいことに対して素直に向き合えなくなった経験がある人も多いと思います。
宮本大は違うのです。お金がない、演奏する場所が見つからない、音楽の方向性をめぐって仲間割れしてしまうなどトラブルがあっても、自分のやりたいことをまっすぐに見つめて、実現できる方法を見つけていきます。
そして、即興のレベルがすごい。知らない土地、そこで出会った人、今の場の雰囲気などを感じながら、その瞬間にあった自分らしい音を探し、仲間と共につくっていく。マンガの中で、「ジャズってるな」と叫ぶシーンがあるのですが、その姿がとてもカッコイイ。宮本大のように世界を巡りながら、お茶を淹れてみたいと冒険したくなった作品です。
3.ふしぎの国のバード
日本の生活を見たいと、イギリスからやってきた女性探検家
1878年(明治11年)イギリスから来た女性探検家の「イザベラ・バード」が東京から北海道の蝦夷ヶ島(えぞがじま)、関西を旅する話。バードは実在の人物で、彼女が書いた「日本奥地紀行」を参考にしてつくられています。
好奇心を原動力に旅をする
女性の外国人ということで奇妙な目で町の人たちにジロジロと見られたり、衛生状態の悪い宿でノミや蚊に襲われたり、未開の地を通るための許可がな下りなくて足止めをしたりといった試練の連続。そんな状況でも、日本の生活を見てみたいという好奇心が原動力になり、困難を乗り越え、旅を続けていく姿が描かれています。
当時の日本についても知ることができるマンガで、歴史も身近に感じることができる作品です。