2024年3月15日、北陸新幹線がついに金沢から敦賀まで延伸され、加賀温泉駅が新たな旅の拠点となりました。この新しいアクセスを利用して、今回は加賀温泉郷のひとつ「山中温泉」を訪ねました。目的はもちろんお茶、そして、温泉です。
花紫 茶房&ギャラリー
美食の宿として有名な旅館「花紫」。館内にある茶房&ギャラリーへ。茶渓流沿いにある、広々とした空間で、茶室を感じるしつらいで、現代的な雰囲気を感じるスペースです。
最初にお茶の見本を持ってきてくれます。玉露、煎茶、石川県で栽培された煎茶、ハーブティなど色んな種類があり、眺めているだけでも楽しかったです。
せっかくきたので、地元のお茶にしようと石川県・打越の煎茶をいただきました。野生味あって、苦渋みを感じるワイルドなお茶でした。
今回は一人だったのでオーダできなかったのですが、お茶のアフタヌーンティーもやっているので、二人以上で利用する場合はぜひお試しください。
https://www.hana-mura.com/sabo
山中温泉のアイスストリート
花紫から山中温泉の中心街に向かう途中にアイスストリートがあります。
石川県は、アイス消費量が多く、毎年トップ3に入っているそう。それにちなんでいるのか、地元のお店ではご当地アイスクリームを販売しています。理髪店や肉屋さん、共同浴場などでも、美味しいアイスクリームを楽しむことができますよ。
訪れたのは2月。寒すぎてアイスチャレンジできなかったのですが、街中で気になったアイス写真をいくつか見つけました。
無限庵
無限庵は、加賀百万石家老 横山家の武家書院屋敷を移築した場所です。明治の末期に建てられた建物で、当時の優れた木造建築の技術を使って作られました。館内では、加賀蒔絵や古九谷などの美しいコレクションを見ることができます。また、カフェでのんびり休憩することや、小さな結婚式を挙げることもできます。
楽しみにしていたのですが、時間が遅かったようで閉まっていました。今回は門のみ。残念。
鶴仙渓
無限庵のすぐ近くにある鶴仙渓は、山中温泉街を流れる大聖寺川の渓谷です。森林や苔むした岩、石畳などの景色が見られます。川の音や差し込む光が心地よく、リフレッシュすることができました。
散歩して印象的だったのは、「あやとりはし」でした。赤紫をしている橋で、形がうねうねしていて面白い。華道家の方が「鶴仙渓を活ける」というコンセプトでデザインした橋だそうです。橋と言えば、まっすぐなものが当たり前だと思っていましたが、景色を楽しむにはうねうねした形も良かったです。
https://www.tabimati.net/spot/detail_184.html
菊の湯
最後に行ったのは温泉「菊の湯」です。地元の共同浴場で、女湯の建物には、山中座という舞台があります。階段の手すりや天井などは山中漆器の技術で作られた美しい内装でした。週末には山中座で踊りを楽しむことができます。
浴槽が深めで、おそらく1メートルくらい。立ち湯でした。温度は熱めで、さっぱりした温泉でした。
お風呂から上がった後に食べたのが、菊の湯の温泉で作った温泉卵。塩で食べたら、甘くて美味しかったです。外に足湯もあるので、足入りながら温泉卵食べるみたいなこともできます。自分で温泉卵を作ることも可能でした。